フリービットは10月6日、IoTに特化したクラウドサービス「freebit cloud IoT Platform」を発表した。

「freebit cloud IoT Platform」は、デバイスから運用までを一気通貫のプラットフォームソリューションとして提供するIoT特化型クラウドサービス。IoTの活用に必要なものをプラットフォーム化したことで、業界毎に細分化された特化型ニーズにも幅広く対応する。

同サービスでは、「freebit cloud security SIM」のモバイルネットワーク利用し、IoT機器にセキュリティゲートウェイ“Fortigate”を経由させることで、セキュリティリスクを遮断した環境を実現することが可能。通信においては、通常のインターネット接続、IPsecVPN、閉域網による利用者拠点との接続に加え、AWSやMicrosoft Azureへの閉域アクセスにも対応するほか、利用者が現在利用している閉域網の引き込みにも対応することでキャリアフリーのネットワークコネクティビティを実現する。

IoTの『セキュリティ』と『ネットワークコネクティビティ』を実現するネットワーク

また、通信容量制限がなくアップロードに特化した「freebit cloud security SIM」を利用することで、インターネットの敷設が難しい環境においても、低コストでネットワーク環境を構築することが可能にする。さらに、大量データをクラウド上の低コストなIoTストレージへ集約することで、コスト削減に貢献することが可能だという。

カメラ等の大量アップロードにも対応する専用モバイルネットワークとIoTストレージ

フリービットクラウドのテンプレートから10分で作成することができ、WEB UIからのセンサーデータの収集、可視化、通知機能の設定等を可能にしたテンプレートである「IoT Template」は、フリービットクラウドの費用のみで利用できる。

そのほか、IoTのネットワークをインターネットを経由せずにフリービットデータセンター内のハウジング環境、ホスティング環境へ接続し、利用者が構築したシステムとの連携を可能にする。