TISインテックグループのインテックと富山第一銀行は10月3日、「富山ブロックチェーン研究会」の活動の一環として、共同で「ブロックチェーン技術を応用したイベント内仮想通貨の検証実験」を実施すると発表した。

実験ではインテックと富山第一銀行が実施主体となり、「富山県ものづくり総合見本市2017(2017年10月26日~28日)」をフィールドとして実施。同イベント内で小さな経済圏を形成し、出展企業と来場者間で仮想通貨(テクノポイント)を流通させる。来場者はスタンプラリーのように展示ブースを訪問してテクノポイントを収集し、集めたテクノポイントを使って“物"と交換する。

実験のイメージ

同実験を通じて、テクノポイントを介して来場者を展示ブースに誘導するとともに、企業とのコミュニケーションのきっかけとなることに期待し、来場者がスマートフォンを基本としたキャッシュレス取引に触れることにより、地域経済圏の決済ツールの可能性を体感することを狙いとしている。

来場者は自身のスマートフォンに「テクノポイントアプリ」をインストールすればだれでも参加可能。参加費は無料だ。見本市は富山市友杉1682番地の富山産業展示館「テクノホール」で開催される。開催時間は10:00~17:00(ただし、最終日は16:00まで)。