カラフル・ボードは7月25日、自社開発するパーソナル人工知能「SENSY」を活用したチャットボットサービス「SENSY BOT for Biz」を新たにリリースしたと発表した。

同サービスの導入先第一弾として、エイチ・アイ・エス(以下、H.I.S.)と提携し、サービスの提供を開始する。

「SENSY」は、自然言語処理や画像解析技術などを組合せ、ひとりひとりの感性を個別に解析するディープラーニング技術。これまで、同技術を活用し、マーケティングや需要予測、レコメンドエンジン、接客エンジンなどを提供してきた。

今回供を開始する「SENSY BOT for Biz」では、SENSYが開発した人工知能技術を活用し、LINEやFacebookなどのメッセージングアプリのほか、Webウィジェットとして、自社ECサイトなどへチャットボットを導入することが可能。

さらに、単純な対話だけでなく、SENSYのもつほかの機能と組合せることで、より高度なWeb接客を実現する。

第一弾となるH.I.S.では、これまで、Webサイトでの旅行予約の需要が高まるに合わせ、FAQサイトを充実させてきた。また、オンライン予約のカスタマーサポートチームを新設するなど、顧客の疑問・質問・問題解決を支援する対応を進めてきたが、オペレーターによるチャットサポートは受付時間が短いという課題があったという。

そこで、無人で自動応答できるチャットボットサービスによるさらなる効率化を図るべく、「SENSY BOT for Biz」を導入し、チャットボットとオペレーターを融合させたエスカレーションシステムによる24時間365日の顧客サポート対応を実現した。

まず、フェーズ1として、「よくある質問(FAQサイト)」の内容を学習させたAIチャットボット「おおじろう」およびオペレーターが回答するチャットシステム「SENSY CS CHATDESK」を導入。

これにより従来のチャットボットの持つ課題を解決し、スムーズで効率化されたチャットボット及びエスカレーションシステムを展開する。

また将来的には、人の感性を解析し好みを理解できるSENSYが、顧客ひとりひとりのニーズや好みを分析し、よりパーソナライズされた接客の実現を目指す。

H.I.S.での「SENSY BOT for Biz」イメージ