リクルートホールディングスは27日、手軽にマニュアルを作成し共有できるクラウド型マニュアル作成・共有プラットフォーム「Teachme Biz」を運営するスタディストへの出資を発表した。

スタディストが提供するクラウド型マニュアル作成・共有プラットフォーム「Teachme Biz」は、スマートフォンを活用した画像選択、加工、説明文入力、公開の4ステップの工程で誰でもマニュアルを作成。閲覧者のグループ設定などの権限管理もスマートフォンから行え、閲覧者の進捗管理や自動集計と管理機能も充実するサービス。画像の切り抜きや説明文の追加など、スマートフォンやタブレットからでもスムーズに操作が行えるようにユーザーインタフェースへの工夫が凝らしてあり、使いやすさに定評がある。動画やデスクトップでのマニュアル作成も可能で、1,500社を超える導入実績を誇っている。

リクルートホールディングスは、グループの事業領域における新しいビジネスモデル、アセットや技術を持つ企業への投資を目的として合同会社RSIファンド1号を4月に設立しており、同社を通じてスタディストへの出資を行うことを27日、発表した。

スタディストへの出資の目的と背景について、日本の労働市場において人手不足が深刻化し、働き方改革が推進されるなか生産性の向上が重要な課題になっていること、短時間でわかりやすいマニュアルを作成・共有できるスタディスト提供の「Teachme Biz」が、担当者の情報伝達における作業負担を軽減し、従業員間の情報共有の平準化を図り、導入企業のビジネス加速をもたらしてきたことに言及しており、今回の出資を通じてスタディストともにサービスの拡大に取り組む構え。