日立ソリューションズは、会員の属性や行動データをAIで分析し、有料会員化やプレミアム会員化、イベント来場などを予測する「会員活性化支援AIソリューション」を、7月3日から販売開始すると発表した。
このソリューションは、CRM(顧客管理システム)などに保管されている会員の属性や行動データをAI(人工知能)で分析し、個々の会員ごとに、有料会員化やプレミアム会員化、イベント来場などの予測を行もので、ターゲット層に対する効果的なマーケティング施策もレコメンドする。
具体的には、CRMなどに保管されている会員の属性や行動データの相関関係を、ディープラーニング技術を活用したAIで分析し、企業ごとのモデルを構築。そのモデルを基に、個人単位で、有料会員化やプレミアム会員化、イベント来場などをスコア化し、予測する
同社は、メルマガやポイントサービスなど、ファンビジネス向けのマーケティング機能を提供するクラウドサービス「Fan-Life Platform」と連携し、今秋には、ポイント管理ソリューション「PointInfinity」との連携も計画。
今後は、セールスフォース・ドットコムのクラウドベースのCRMアプリケーションやマイクロソフトのMicrosoft Dynamics 365のCRMソリューションとも連携する予定だという。
同社、本ソリューションを中核に、流通・小売業や、通信業、製造業向けのデジタルソリューションの提供を強化し、2020年度までにデジタルマーケティング関連で累計100億円の売上を目指す。