サイゲームスは4月19日、佐賀県、佐賀市と三者間の進出協定を締結し、佐賀市に「佐賀デバッグセンター」を設立すると発表した。同センターは、2017年夏頃の設立を予定している。

デバッグとは、開発中のゲームの不具合(バグ)をユーザーに配信する前に発見するための業務で、同業務を通じて、ユーザーが快適にプレイする環境の提供に努めている。

佐賀デバッグセンターを設立し、デバッグ業務の内製化を行うことで、コストの削減はもとより、デバッグ業務のクオリティーの向上が期待される。また、今回デバッグセンターを設立する佐賀県は、高度情報化社会への対応を目的とした、「先進的ICT利活用教育推進事業」を積極的に進めており、専門学校などの、コンピュータ・電子系の教育機関も充実しているという。

しかし、これまでは卒業後の受け皿が少なく、若い優秀な人材が県外に流出してしまいがちという問題点があった。そこで、「ふるさと納税」などを通し、以前より交流のあったサイゲームス、佐賀県、佐賀市が協力し、デバッグセンターを佐賀県・佐賀市に設立することとなった。