ジャストシステムは4月12日、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「ECサイトの配送に関する意識調査」の結果を発表した。
同調査は、事前に「月に1回以上、ECサイトで買い物をする」と回答した20~59歳の男女900名を対象に、セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケートを用いて実施したもの。
これによると、ECサイトで購入した商品が受け取れる専用ロッカーの存在を「知っていて、利用したことがある」人は12.8%、「知っている」人は55.1%との結果に。受取専用ロッカーの設置希望場所は、「コンビニ(57.1%)」が最も多く、次いで「駅(36.1%)」「スーパー(33.8%)」となった。
受け取りの方法としては、「宅配ボックス」がある世帯が21.0%いた。「宅配ボックス」がない世帯に設置について聞いたところ、「自費でかまわないので、ぜひ設置したい」人は5.7%、「どちらかというと自費でもいいので、設置したい」人は19.7%いる。
また、ECサイトで購入した商品について、「配送料がかかるのは理解できる」と答えた人は66.2%。一方で、配送料に理解がある人でも、配送料は「購入者が全額負担すべき」と答えた人は23.2%にとどまった。「購入者とECサイトが折半すべき(48.3%)」「ECサイトが全額負担すべき(15.4%)」と、ECサイト側にある程度の負担を求める人が63.7%いることが分かった。
なお、「即日配送」「翌日配送」など短納期の配送サービスをこれまでに利用した経験がある人は62.3%いるとのこと。経験者のうち、「即日配送」「翌日配送」を「必ず最短納期になるよう設定する」人は24.6%で、20代男性に限ってみると44.3%にのぼり、最短納期を望む傾向が強いことが明らかになった。