東京電力は2月14日、同社のオープン・イノベーションWebページ「TEPCO CUUSOO」において、電気自動車(EV)を活用した新しい事業・技術アイデアならびにそうしたアイデアを自ら実証実験する提案を広く募集し、優秀アイデア提案者に対して合計で最大10台のEVを最長3年間無料で貸し出す「EV活用アイデアコンテスト」の開催を開始したと発表した。

同コンテストはEVのさらなる普及促進を目指して開催されるもので、対象は国内の法人・団体事業者(自治体・マンション管理組合を含む)。募集期間は2017年2月14日から4月14日までで、応募提案は、(1)実現性、(2)社会性、(3)EV特有性の3つの観点による一次審査が行われたのち、プレゼンテーションによる最終選考を経て、2017年5月末に優秀アイデアの決定がなされる予定。優秀アイデア提案者には、アイデア実現支援のため、合計で最大10台のEVを最長3年間無料が貸し出されることとなる(貸与されたEVを駐車する十分な場所や充電用コンセントの設置など、EVを利用するための必要な条件が整っている、もしくは整えられていることが前提条件の1つ)。

なお、募集要項としては、提案者の保有する技術やノウハウ、製品などを活用するアイデア(他人・他社から承諾されたアイデア含む)で実施可能なもの、という条件があることに注意が必要。参加費は無料だが、応募にはTEPCO CUUSOOのアカウントが必要となっている。

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