アッカ・インターナショナルは、AmazonマーケットプレイスWebサービス(MWS)を利用したAmazonのセラー在庫情報連携サービスの提供を、2016年12月に開始したと発表した。
MWSは、Amazonの出品者が、出品、注文、支払い、レポート、その他についてデータを交換できるよう支援する統合WebサービスAPI。同社が提供する「ALIS」は、複数のECモールに出店するメーカーが、販売在庫と商品情報を一元管理するためのシステム。Amazonのセラー在庫情報連携において、Amazon MWSの連携先としてALISが選択できるようになった。
販売事業者がAmazonの在庫保管・配送代行サービス「フルフィルメント by Amazon」を利用して出品する場合、今まではAmazonの物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)の在庫情報のみを基準に、顧客に注文可能かどうかという状況ならび配送(予定)日を案内していた。
しかし、この度、セラー在庫情報連携サービスが開始したことにより、FC在庫のタイムリーな補充を行うとともに、FCで在庫が欠品しても販売事業者側に在庫があればこれを引き充てることで販売機会損失を低減することが可能になった。さらにAmazon MWSを使用した連携を行うことで、販売事業者は自社の商品在庫データをAmazonの商品詳細ページに反映させることが可能となり、商品消化率アップが期待できるという。