マイクロソフトは11月29日、Windows 10を搭載した自己完結型ホログラフィック コンピュータ「Microsoft HoloLens」の日本国内におけるプレオーダーを12月2日より開始すると発表した。出荷は2017年初頭から行われる予定。

HoloLensは、現実の世界と3Dのホログラムの世界を融合させたMixed Reality(複合現実)を実現するデバイス。HoloLensは2015年1月に発表、2016年3月31日にカナダと米国が開発者向けエディション「Microsoft HoloLens Development Edition」、法人向けエディション「 Microsoft HoloLens Commercial Suite」の出荷が開始されている。

Microsoft HoloLens

国内では、12月2日より、日本のオンラインの Microsoft Store 限定でプレオーダーの受付を開始する。価格は、Microsoft HoloLens Development Edition が33万3800 円、Microsoft HoloLens Commercial Suiteが55万5800円、画面操作機器のClickerが8800円となる(いずれも税別)。

国内では、JALが運航乗務員と整備士の教育・訓練として、HoloLensを活用したアプリケーション「ボーイング737-800型機 運航乗務員訓練生用 トレーニングツール」「ボーイング787型用エンジン 整備士訓練用ツール」のプロトタイプを開発している。

HoloLens を装着して見えるコックピット(イメージ)

HoloLens を装着して見えるエンジン(イメージ)