富士通は11月8日、仮想デスクトップサービス「V-DaaS」の環境を、富士通シンガポールデータセンターにも構築し、同日より販売を開始すると発表した。
従来、「V-DaaS」は日本国内のデータセンターからのみ提供していたが、シンガポールのデータセンターからも提供することにより、シンガポールを中心としたアジア地域の現地企業や、同地域に事業展開している日系企業のでも仮想デスクトップサービスが利用可能になる。
「V-DaaS」は、クライアント仮想化ソフトウェアに「VMware Horizon DaaS」を採用した仮想デスクトップ基盤をデータセンターに構築し、ネットワークを介して提供するもの。
同社の「V-DaaS」は、2014年10月より同社の館林データセンター(群馬県館林市)から提供を開始し、2016年3月には明石データセンター(兵庫県明石市)からも提供している。
富士通シンガポールデータセンターは、日本国内の最先端データセンターと同等のセキュリティレベル、堅牢性を持ち、すでに日本国内で「V-DaaS」を利用しているユーザーは、災害発生時のDRサイトとして利用できるという。
販売価格(税別)は、初期費用が20万円(税別)から、月額料金が10万2,000円(税別)から(仮想PC20台)。