2016年9月22日(現地時間)、Microsoftは次期Windows Serverとなる「Windows Server 2016」でサポートするRDS(Remote Desktop Services)関する説明を公式ブログYouTubeで公開した。Windows Server 2016のRDSは、RemoteFX仮想GPUの機能を強化し、4K解像度やGUI設定のサポートを強化。

以前はWindows 7/8.x Enterprise向けに限定していたRemoteFX仮想GPUだが、Windows 10 バージョン1607以降はProエディションでも使用可能(Hyper-V上で同機能の提供が可能)になったため、4K解像度やビデオメモリーの割り当て、DirectX 3D/OpenGL/OpenCLといった機能がサポートされる。

リモート先のPCはサーバー用GPUのNVIDIA Teslaを搭載し、「eDrawing 2016」によるRDS環境での動作を紹介。モデリングした内容がスムーズに再生される

同一環境で「WebGL Water」のデモンストレーションも披露した

Microsoft Remote Desktop Service GroupプリンシパルプログラムマネージャーのScott Manchester氏は、グラフィックの改善や規模の拡張、クラウド最適化という3分野にわたって、Windows Service 2016上のRDSが大きな技術革新を示すとアピールしている。

MicrosoftのScott Manchester氏

なお、Windows Server 2016は、米アトランタで9月26日~30日(現地時間)に開催するMicrosoft Ignite 2016での正式発表が見込まれている。

阿久津良和(Cactus)