ヤマハは9月20日、無線LANアクセスポイントシリーズの新ラインナップとして、IEEE 802.11ac wave2に対応し最大1.7Gbit/s(5GHz帯)で通信可能な店舗やオフィスなど、中規模企業向けアクセスポイント「WLX402」を発表した。11月に発売予定で、価格は99, 800円(税別)。
この製品は、6月のInterop Tokyo 2016で「X15」として参考出展されていた。
「WLX402」は IEEE802.11ac wave2に対応し、5GHz帯と2.4GHz帯を同時に使用することができ、それぞれで50台、合計100台の端末を接続することができる。LANインタフェースを2ポート用意し、リンクアグリゲーションにより、2ポートを束ねることでLAN側への通信においても理論上無線LANの最大速度で通信することが可能。
また、無線LANコントローラー機能を搭載し、最大49台の無線LANアクセスポイントを設定 ・管理することが可能で、WLX402だけでなく、WLX302やWLX202を同じグループとして設定・管理することができる。
さらに、受信信号強度のしきい値を設定することで、複数のアクセスポイント(AP)の中からより高速通信が可能なAPを選択できるように調整する機能を搭載している。
無線の電波を有効活用するために反射板を標準添付。反射板をWLX402の本体に取り付けることで、送信時はアンテナが裏面に放射した電波を前側へ反射させ、本体後ろ側への電波を有効に前側へ放射する。
そのほか、RADIUS認証サーバ、証明書発行を含む認証局を搭載し、セキュな通信が可能。また、WLX302に搭載されていた 「見える化」機能を継承。スナップショット機能で、過去の電波の状態をGUIで確認できる。
管理面では、WLX402のUSBポートに挿したUSBメモリに、管理するWLX402、WLX302、WLX202のログを集約して検索できる機能や、管理するAPの一括設定配信、一括ファーム更新機能を搭載する。