IDTは、10/40および100Gビットイーサネットシステムのような複雑なシステム環境が必要とする高性能なタイミングを可能とする85フェムト秒のRMS位相ジッターを実現した12出力クロックジェネレータ「8V49NS0312」を発表した。

同製品は、3つの整数分周器のほか、整数、非整数両方のモードで使用できる4つ目の分周器が含まれており、1つのLVCMOS出力と11の差動出力が用意され、差動出力では10.91MHzから2.5 GHzまでのクロックに対応、LVCMOSでは250MHzに対応する。また、電源ノイズ除去を向上するPSNR回路を内蔵しており、外部フィルタを簡素化することも可能だという。

さらに入力は水晶発振子、差動クロックの両方に対応しているほか、低電力用途向けに出力のパワーダウンを選択することも可能だという。

なお、同製品はすでに64ピンVFQFNパッケージにて量産出荷を開始しており、1万個出荷時の単位は6.50ドル(米国での参考価格)となっている。

IDTの12出力クロックジェネレータ「8V49NS0312」のパッケージ外観