電通は7月26日、日本の文化や強みを生かした商品やサービスを海外展開する「クールジャパン」関連事業において、顧客企業のマーケティング活動支援を目的に実施した「ジャパンブランド調査 2016」の調査結果を発表した。
同調査は、2011年より対象エリアやサンプル数、設問項目を追加しながら継続的に行っている調査で、親日度(日本に対する好意度)や訪日旅行意向、訪問地域とその理由、日本および日本産品に対する興味・関心やイメージなどに関する詳細データと知見の収集を目的としている。
調査によると、今年、日本に対する「好意度」で1位となったのはタイで、2年連続1位のベトナムを0.5ポイント上回った。ベトナムは2位となり、前年同率1位の台湾は7位に転落(前年比4ポイントダウン)した。
「訪日意向」ランキングでは、 1位がタイ、2位がシンガポール、3位が香港という結果となった。
また、「体験したい地方のもの」のランキングは1位が温泉、2位が自然、3位が桜となり、「知っている世界遺産」のランキングは1位が原爆ドーム(広島県)、2位が富士山-信仰の対象と芸術の源泉(静岡県・山梨県)、3位が古都京都の文化財(京都府・滋賀県)、4位が法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)、5位が小笠原諸島(東京都)となった。
そのほか、「優れていると思う日本の物事」では、1位が日本のロボット工学、2位が日本食、3位が日本のアニメ・漫画という結果となった。