凸版印刷とリンク・プロセシングは、タブレット端末と有線接続したカードリーダーを活用し、クレジットカードなどの申込受付とその際必要な口座振替設定をタブレット端末内で完結させる「モバイル口座振替サービス」の提供を開始すると発表した。
このサービスは、申込アプリから口座振替設定アプリを呼び出し、タブレット端末に接続したカードリーダーにキャッシュカードをスワイプし暗証番号を入力してもらうことで、契約金融機関からの受付結果を反映した口座振替情報を取り込むことができるもの。
カードリーダーは、従来のモバイル決済端末に比べ安価な専用端末を使用。さらに、モバイルプリンタのBluetooth接続により、口座振替契約受付確認書のジャーナルを出力することも可能。
従来のクレジットカードなどの申込みにおける口座振替依頼書では、支店名や口座番号、届出印の印影に不備が多いほか、金融機関の届出印を持ち合わせいない場合も多く、後日に依頼書の郵送・返送するなどのやりとりが発生していた。
今回、「モバイル口座振替サービス」の活用により、口座振替依頼書によるオペレーションが不要となり、口座振替設定の処理が店頭の申込時点で完結することで、受付事務のボトルネックとなっていた口座振替処理の業務負荷が削減されるという。
想定価格は初期導入費が250万円~、月額運用費が25万円~で、別途端末費用、端末管理料、口座振替処理費用等がかかる。