fossBytesに5月25日(米国時間)に掲載された記事「KeySweeper — You Could Be Using A Fake USB Charger That Records Everything You Type」が、USB充電器を模倣したキーロガーのデバイスに注意するように呼びかけた。FBIが発行した警告文書「Wireless Keystroke Logger Disguised as USB Device Charger Targets Wireless Keyboards」を引用する形で情報を伝えている。
注意が呼びかけられているのは、 KeySweeperと呼ばれるMicrosoftのワイヤレスキーボードを対象としたキーロガーデバイス。USB充電器を模倣したこのデバイスはMicrosoftのキーボードの無線データを窃取してキー入力を記録、記録した入力データを外部に送信するとしている。バッテリーを内蔵しているため、電源を抜いても動作を継続すると説明がある。デバイスの中身はArduinoベースのロジックボードとされている。
このデバイスはキーボードの入力情報を窃取するため、さまざまな機密情報が漏洩する可能性がある。セキュリティベンダーや当局の発表するセキュリティ情報に注目するとともに、疑わしきデバイスが身の回りで使われている場合は調査することが望まれる。