トヨタ自動車(トヨタ)は、5月25日よりパシフィコ横浜にて開催されている「人とくるまのテクノロジー展2016 横浜(主催:公益社団法人 自動車技術会)」において、同社が目指す「もっといいクルマづくり」をテーマとしたブースを出展し、4代目プリウスのカットモデルなどを展示している。

4代目プリウスのカットモデル

4代目プリウスはパワートレインユニットとプラットフォームを刷新したToyota New Global Architecture(TNGA)の第1号車。展示されているカットモデルでは、TNGAのコンセプトに基づいて設計された低重心パッケージのポイントについて詳しく知ることが可能だ。

4代目プリウスは駆動用バッテリー配置の最適化などにより、低重心化を実現している

また、最大熱効率40%を実現したエンジンやリチウムイオンバッテリー、トランスアクスル直上搭載を達成したパワーコントロールユニットなども展示されており、プリウスに採用されている技術の数々を見ることができる。

ガソリンエンジンで世界トップレベルの最大熱効率40%を達成した1.8L 直列4気筒 ガソリンエンジン

3代目プリウスに採用されていたものより約12%サイズダウンしたトランスアクスル

2種類の駆動用バッテリーも展示。左がリチウムイオンバッテリーで、右がニッケル水素バッテリー

両面冷却構造、2 in 1方式パワーカードの採用などにより、従来型比33%の小型を実現したパワーコントロールユニット