システムサポートは5月24日、ジャストシステムのノンプログラミングWebデータベースソフト「UnitBase」とアマゾン ウェブ サービス(AWS)を用いて、富士建築センターの業務支援システムを構築したと発表した。
富士建築センターは自社が担当する検査の進捗管理や履歴などの業務データをAccessやExcelで管理していたが、社内に専任の情報システム担当者がおらず、項目の追加といった設定の変更が社内で簡単に行えないなど利便性に課題を感じていたという。
新システムの構築は2015年10月からおよそ1カ月半かけて行われ、2016年1月より本番稼働を開始。既存システムの詳細資料がない中、システムサポートが内容を解析の上、データ移行や構築を実施し業務支援システムを立ち上げた。
AWSについては、サーバ管理の手間を軽減したいという富士建築センターの意向により、STSが提案し、AWSは利用料が時間課金で、夜間・休日などの利用しない時間帯は費用が発生しない点が採用の決め手となったという。平日は20時30分に自動で電源断が実施されるようバッチを作成、自動バックアップも設定している。
新システムを導入した結果、「帳票の変更など簡単な設定変更は自社で行えるようになった」「バックアップサーバを使わずに、AWSサービス内のみでシステムのバックアップが自動取得可能となった」「複数人が同時に立ち上げての利用も安心して行えるようになった」といった効果が得られている。
現在、さまざまなサーバに分散している他事業の業務支援システムも本システムに統合することを計画しているほか、システムが整い次第、自社管理の体制にすることを視野に入れているという。