インターネットサービス企業Netcraftは2月22日(英国時間)、「February 2016 Web Server Survey|Netcraft」において2月のWebサーバの調査結果を発表した。2月はMicrosoftがシェアを伸ばした。Apacheもシェアを微増させているが、Microsoftの増加幅のほうが大きく、ApacheとMicrosoftのシェアの差が3%ほどまで迫っている。1年ほど前にMicrosoftがApacheのシェアを一時的に抜いてからApacheが1位をキープしているが、再びMicrosoftのシェアがApacheに迫ってきている。
コンピュータの台数で見た場合の絶対数はApacheがMicrosoftとnginxを引き離して1位だが、2016年2月はシェアの上ではApacheもMicrosoftも値を減らしている。一方nginxはシェアを増加させた。アクセス数が多いサイトに絞った場合もnginxがシェアを増やしており、今月もnginxへの移行が進んだ月になった。
WebサーバのシェアはApache、Microsoft、nginx、またはその他の軽量高速サーバといった4つの存在が混在する状況になってきている。アクセス数が多いサイトの大半はこれまでApacheを採用していたが、nginxに移行する傾向が数年以上にわたって続いている。