Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed. |
Google Chromeチームは11月10日(米国時間)、「Google Chrome Blog: Updates to Chrome platform support」において、Windows XPをはじめとするすでに積極的にサポートが提供されなくなったオペレーティングシステム向けのChromeのサポートを2016年3月一杯で終了すると発表した。2016年4月以降、これらオペレーティングシステム向けのChromeにはアップデートが提供されなくなる。
対象となるオペレーティングシステムはWindows XP、Windows Vista、Mac OS X 10.6、Mac OS X 10.7、Mac OS X 10.8の5つ。これらオペレーティングシステムはMicrosoftやAppleからはすでに積極的なサポートが終了しており、Googleはセキュリティサポートの提供されているより新しいバージョンへの移行を呼びかけている。
Windows XPのサポートはすでに終了しているが、Googleは依然としてWindows XPの利用者が多いこと、このままセキュリティサポートの提供されていないオペレーティングシステムでさらにセキュリティサポートの提供されていないWebブラウザを使い続けることはセキュリティ状の懸念が大きいとして、延命措置的にChromeのサポートを提供してきた。
Net Applicationの報告によれば、2015年10月におけるWindows XPのシェアは、Windows 7に次いで2位。11.68%を確保しており、セキュリティサポートが終了しているにもかかわらず依然として高いシェアを維持している。2016年4月以降、Chromeに対してもセキュリティサポートが提供されなくなることから、該当するオペレーティングシステムを使用している場合には早期にセキュリティサポートの提供されているオペレーティングシステムへ移行することが望まれる。