東京ミッドタウンは、Tokyo Midtown Awardデザインコンペの過去の受賞作品から、4作品の商品化が決定したと発表した。

Tokyo Midtown Award 2014 優秀賞「kokki」(山本悠平さん)世界共通で認識される4種類の国旗を形取った器。様々な国の料理を、様々な国の国旗に盛り付けることで、国境も文化も隔たりなく卓上で和えることができる。

Tokyo Midtown Award 2014 小山薫堂賞「origami tale」(遠藤可奈子さん)紙を折ることで物語を追って展開する折り紙。平面の物を折る事で立体へと変化させる中に、いつもの折り紙とは違った驚きや、わくわくした気持ちが感じられる作品。

同商品は、Tokyo Midtown Awardデザインコンペ2014年の受賞作品から「kokki(コッキ)」、「おみく枝(オミクジ)」、「origami tale(オリガミ テイル)」の3作品、2013年の受賞作品からは「切手用はがきの商品化をするもの。同コンペでは毎年、テーマに基づいた自由な発想でのデザインを募り、受賞作品にの商品化に向けた全面的なサポートが行われている。なお、2013年は「まん中」というテーマで、日常の身の回りにあるモノの「中心」や「半分」に着眼した提案が多い中で、きらりと光る個性を提示した作品が入賞。2014年は「和える」というテーマで日本の文化と素材をかけあわせ、新たな価値を提案した作品が受賞している。

Tokyo Midtown Award 2014 水野学賞「おみく枝」(土屋寛恭さん)料理に小さな驚きをそえる、楊枝と「おみくじ」を和えた作品。木材は北海道で白樺を成形し、「大吉」、「中吉」の文字を鯖江にて漆のスタンプを押して仕上げてある。

Tokyo Midtown Award 2013 小山薫堂賞「切手用はがき」(福嶋健吾さん)美しいデザインが多い切手を主役に考える、切手用のはがき。今まで端にいた小さな一枚の切手がこのはがきは中心となる。

なお、kokki(1,700円)の発売開始は12月24日から、中川政七商店街ほかで販売される。origami tale(1,300円/25枚入り)の発売開始は11月30日から、全国書店・文具店で販売される。おみく枝(1,800円/50本入り)の販売開始は12月上旬予定、中川政七商店街ほかで販売される。切手用はがき(500円/3枚入り)の販売開始は10月30日から、HIILO ONLINE SHOP・中川政七商店街で販売予定。価格はいずれも税別。

また、同デザインコンペの商品化・イベント化作品は、今回の商品化で計13作品となる。過去の代表作としては、2008年に審査員特別賞を受賞した「富士山グラス(鈴木啓太)」や、2013年年末に発売した「歌舞伎フェイス パック(小島梢)」が2014年度グッドデザイン賞を受賞している。