こんにちは、SMMLabの藤田です。
Instagramは2015年5月より日本国内でも広告配信を開始していましたが、これまでは厳しい選定基準をクリアした一部の大企業しか出稿出来ませんでした。しかしついに10月1日から、企業が自社で設定した予算内で広告配信を運用できる、セルフサーブ型広告の提供が開始されます。これにより、今後は企業規模に関わらず、低予算からでもInstagram広告を出稿することが可能になります。
セルフサーブで出稿できる広告タイプ
Instagramの配置に対応している広告タイプは、以下の3つです。
1.ウェブサイトへの誘導 : Instagramリンク
CTAボタンから外部ウェブサイトへ誘導することが出来ます。
・カルーセル広告
複数の写真広告をスライドショー式で展開し、ブランドの多角的な魅力やストーリーを伝えることができます。スワイプしていくと2枚目以降の写真にリンクボタンが表示され、ブランドのサイトなどに誘導出来ます。
デザインの推奨事項
画像アスペクト比: 1:1
画像サイズ: 1080 x 1080ピクセル
Facebook広告と同様に画像にテキストが占める面積が20%を超えてはいけません。 グリッドツール(https://www.facebook.com/ads/tools/text_overlay)でテキストの割合をチェックしましょう。
説明: テキストのみ、125文字以内を推奨
技術的な要件
画像アスペクト比: 1.9:1(横長) から1:1(正方形)
最小解像度: 600 x 315ピクセル/ 600 x 600ピクセル
説明: テキストのみ、最長300文字
コールトゥアクション 広告を見た人に特定のアクションを促すボタンを以下から選んで設置できます。
・予約する
・お問い合わせ
・ダウンロードする
・詳しくはこちら
・購入する
・登録する
2.アプリのインストール: Instagramモバイルアプリ
デザインの推奨事項
画像アスペクト比: 1:1
画像サイズ: 1080 x 1080ピクセル
Facebook広告と同様に画像にテキストが占める面積が20%を超えてはいけません。 グリッドツール(https://www.facebook.com/ads/tools/text_overlay)でテキストの割合をチェックしましょう。
説明: テキストのみ、125文字以内を推奨
技術的な要件
画像アスペクト比: 1.9:1(横長) から1:1(正方形)
最小解像度: 600 x 315ピクセル/ 600 x 600ピクセル
説明: テキストのみ、最長300文字
コールトゥアクション
広告を見た人に特定のアクションを促すボタンを以下から選んで設置できます。
・インストールする
・アプリを利用する
・予約する
・ダウンロードする
・詳しくはこちら
・音楽を聴く
・ゲームをプレイ
・購入する
・登録する
・他の動画を視聴
・動画を見る
3.Instagramでの動画の再生
デザインの推奨事項
アスペクト比: 1:1
ビデオ: H.264圧縮方式、ハイプロファイル推奨、正方画素、
固定フレームレート、プログレッシブスキャン
フォーマット: .mp4コンテナ
(movアトムが先頭に配置されていることが望ましい)、
編集リストなし
オーディオ: ステレオAACオーディオ圧縮、128kbps以上を推奨
説明: テキストのみ、125文字以内を推奨
技術的な要件
キャプションテキスト長: テキストのみ、最長300文字
動画アスペクト比: 1.9:1から1:1
長さ: 30秒以内
サムネイル画像比率: 対象動画とアスペクト比が同じである必要があります。
Facebook広告と同様に画像にテキストが占める面積が20%を超えてはいけません。 グリッドツール(https://www.facebook.com/ads/tools/text_overlay)でテキストの割合をチェックしましょう。
最小解像度: 600 x 315ピクセル(1.9:1横長)/600 x 600ピクセル(正方形)
ファイルサイズ: 最大30MBまで
フレームレート: 最大30fps
ビットレート: ファイルサイズが1GB以内、2パスエンコード使用時は上限無し。それ以外は1080pが8Mbps、720pが4Mbpsになります。
コールトゥアクション
広告を見た人に特定のアクションを促すボタンを以下から選んで設置できます。
・他の動画を視聴
・予約する
・お問い合わせ
・ダウンロードする
・詳しくはこちら
・購入する
・登録する
まとめ
いかがでしょうか?Instagramはこれまで、投稿からは外部サイトなどへ誘導が出来なかったため、ビジネス的には少し活用しづらい部分もありましたが、今回のセルフサーブ型広告の導入により、ブランディングだけでなく、自社のマーケティング目的に合わせて、DR(ダイレクトレスポンス)の成果を達成することも可能になります。
また、興味関心ターゲティング、カスタムオーディエンス、類似オーディエンスを含め、Facebookと同じ精緻なターゲティング機能が活用できるため、モバイル・フォーマット広告の媒体として非常に大きな可能性を秘めています。
ただし、出稿金額は入札になりますので人気が過熱すれば高騰が予想されます。ライバルが少ない配信開始初期の今、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
本稿は、ソーシャルメディアマーケティングラボにて掲載された記事を転載したものです。
関連記事
売上増に効果あり!3種類のFacebook広告の特徴と成功事例