会社や組織の中で働いていると、こうした方が良いのにとか、これは無駄なんじゃないかと思うことがあるだろう。特に新鮮な目で組織の働き方を見ることができる新入社員や新たに配属された社員は、一つ二つは、あってもおかしくない。

The Museが角が立たない形で改善するやり方を「真剣に聞いてもらう(原題:8 Steps to Suggesting a Change at Work That'll Actually Get Taken Seriously)」という記事でアドバイスしている。

新しい視点は必要

金曜日の夜7時、終業時間は過ぎているが会社には煌々と明かりが灯り、皆が着席して仕事をしている。だが、実際には急ぎの作業をしているわけではないことも多いだろう。

自分は仕事が終わったが、帰りにくい雰囲気……。そんな時に会社がルールとしてノー残業デーを設けてくれたら……などと思ったことはないだろうか。

「郷に入っては郷に従え」ということわざがある一方で、新しい視点こそ組織を改善していく声となる。思い切って提案して、会社を良い方向に変えて働きやすくすることは、非常にポジティブな良い取り組みであなたの評価にも繋がるかもしれない。ただ、働き方やワークフローを変えるということは、これまで慣れてきた人の反対を招くこともある。記事では、説得力のある提案を社内で行う方法を8つのステップで伝えている。

セールスマンになって自分のアイディアを売り込む

いくら素晴らしいアイディアだったとしても、それだけでは不十分。

アイディアを出せば皆が支持してくれるというのは大きな間違いで、営業担当のように、自分のアイディアとそのメリットをきちんと売り込む計画を立てよう。

時間がかかる

自分の考えをきちんと説明しよう。たとえば「金曜日は残業なし」という提案を行うなら、「自分が早く帰りたい」という話だけでは説得力に欠ける。会社や業務にどんなメリットがあるのかを伝えよう。

変化には時間がかかる。特に、「変化しよう」という人と持ちかけられた人では、意識にかなりのギャップがあることは心得ておきたい。

チャネルを使う

最初に上司に持ちかけることは必ずしも適策ではない。

いきなり上司へ持っていく前に、「同僚内でコンセンサスを得る」「先輩に提案してみる」など、さまざまなルートを考えて見てはいかがだろうか。

自分への批判……とは思わずに

意外と重要なポイントがこれ。思い切って意見やアイディアを出しても、批判されたり、受け入れられないことがある。

だが、受け入れられなかったのはあなたのアイディアであり、あなた自身ではない。

ここの線引きをきちんとしておかなければ、心理的に辛い思いをする。あなたの業務はこれまで通りに進めよう。

記事では上記4つの他にも、以下のアドバイスをしている。

  • 謙虚に

  • 過去(先輩たち)のやり方を尊重する

  • 批判が出ることを覚悟しておく

  • ポジティブ思考で