freeeは9月3日、同社が提供するクラウド会計ソフト「freee」とDropboxが提供するオンライン・ストレージ・サービス「Dropbox」とのデータ連携を開始した。これにより、Dropboxの所定のフォルダに保存した画像がfreeeの証憑管理機能である「ファイルボックス」へ自動的にアップロードされる。
同ソフトのファイルボックスには、領収書や請求書など日々のお金の流れに関連のある帳票を撮影またはスキャンしてアップロードし、アップロードした画像は同ソフトが自動解析することで、日付や金額、勘定科目を予測して記帳の手間を大きく削減する機能。またファイルボックス上の画像は取引と関連付けられるため、証憑の管理・検索も容易としている。
領収書や請求書などの証憑を電子データ化したうえでDropboxで管理し、画像をアップロードするだけで同ソフトに取り込まれる。同ソフトへ再度アップロードする必要が無くなり、また大量の画像のアップロードも簡単に行えるため、記帳や帳票の管理にかける手間を大きく削減できる。
なお、2016年1月に予定されている電子帳簿保存法における領収書・レシートなどのスキャナ保存の規制緩和を受けて、同ソフトのファイルボックスは2015年内に新要件に対応予定する。
タイムスタンプ付与などのスキャナ保存要件への対応に加え、申請に必要な各種書類を容易に作成できる機能も提供を予定している。同機能の提供を通じ、同社はスモール・ビジネスの負担になっている紙帳票管理の電子化を進めていく。