NECは8月3日、企業の販売促進部門や販促ツール制作会社向けに、プロジェクション・マッピングを利用して効果的な訴求を実現するという販促用展示台「プロジェクションマッピングPOP」を発売した。価格はオープンプライス、出荷開始は8月下旬の予定。今後1年間で1,000万台の販売を目指す。
新製品は展示台の内部にプロジェクタを設置、展示台上部の置台に内側からプロジェクション・マッピングにより映像を投映する。また、音楽や音声をプロジェクタや外付けのスピーカーから出力可能で、イベントなどでの商品利用シーンをイメージする映像と合わせた新しい展示演出や、店頭で目立つ映像や音楽を利用することで集客効果を高めるなど、効果的な訴求を実現するとしている。
さらに、内部から投映することで外光の影響を少なくしたことや、5面で構成した置台の採用により、イベントや店頭などの明るい場所でもさまざまな角度への訴求を実現するという。なお、LED光源を採用したプロジェクタを使用しており、ランプを採用するプロジェクタと比べて約6.7倍となる2万時間の長時間使用が可能とのこと。
さらに、プロジェクタの専用治具の利用や、約15kgの軽量設計、展示台下部へのキャスターの装備により、イベント会場への搬入や搬出、店舗レイアウト変更など、柔軟な設置を実現したという。
また、北海道日興通信のソフトウェア「PROJECTION CANVAS Pro for NEC」の使用により、表示映像の変更に加え、表示場所の指定や投映時間の管理が可能であり、映像の容易な制御を実現するとしている。