フォトシンスは7月23日、後付型スマートロック「Akerun」の法人向け販売を8月下旬より開始すると発表した。そのために、すべてのWeb端末に対応したIoTゲートウェイ「Akerun Remote」が開発され、同日より提供が開始された。

「Akerun」と「Akerun Remote」を活用した法人向けサービスは、「Akerunオンライン鍵管理システム」として、ソフトバンク コマース&サービスがパートナーを通じて販売を行う。

「Akerun」は既存の錠前を残したままドアのサムターンに取り付けて使う後付型のスマートロックデバイス。スマートフォンで鍵の開け閉めができるほか、鍵の共有や履歴管理が行える。Akerun単体は今年4月に販売が開始された。

今回、ソフトバンク コマース&サービスとNTTドコモが提供するSIMに対応した「「Akerun Remote」を開発することで、スマートフォンに加え、PCやフィーチャーフォンなど、Webにアクセスできるすべての端末で鍵の開閉が可能になった。

「Akerun Remote」の仕組み

また、Akerun Remoteにより、ゲストはオーナーから送られてきた専用のURLにアクセスするだけで鍵の権限を受けることができるようになった。これにより、アプリのダウンロードと初期登録が不要になり、ホテルやシェアスペースでの利用時に利用客側の操作の負担を減らすことができる。

改善されたゲストへの鍵の権限の受け渡しの仕組み

さらに、Akerunを設置したドアは近づかないと鍵の開錠・施錠ができないが、「Akerunオンライン鍵管理システム」により、遠隔操作が可能になった。そのため、鍵を掛け忘れて外出してしまった場合でも、外出先から手元のデバイスでWebにアクセスするだけで鍵の開閉状況が確認でき、遠隔で鍵の施錠が行える。