トヨタ自動車は6月25日、「もっといいクルマづくり」とそれを支える「人づくり」の一環として、トヨタの従業員が北米の道を走破するプロジェクトをスタートさせたことを発表した。

同プロジェクトは、北米事業体の車両開発メンバーを含む140名のトヨタ従業員が、6月24日から約半年間にわたり、北米大陸の厳しい道を走行するもの。今年は酷暑地(デスバレー)や冬には極寒地(アラスカ、カナダ)など、昨年とは表情の異なる道を走行し、従業員のさらなる「いいクルマづくり」のための感性磨きにつなげる。

同社は、昨秋にも「豪州走破プロジェクト」を実施。砂漠や悪路が続く過酷な道のり約2万kmを参加した従業員41名がステアリングを握り、テストコースでは得ることのできない"クルマづくりに生きるヒントの数々"を現地の道から学んだという。

ルートとして、夏季はテキサス州をスタートし、東海岸からカナダ、メキシコを経由し米国を横断、冬季はカナダとアラスカでの寒冷地を走行する。走破車両は基本的に北米生産車(タンドラ、ハイランダー、カムリ)やプリウスなど9台を利用し、道の状況に応じてMIRAIなども予定。

2014年の豪州走破プロジェクトの模様