ヴォーカーズは6月24日、「上場企業の時給ランキング」を発表した。同調査は、上場企業の有価証券報告書と企業リサーチサイト「Vorkers」に投稿されたデータから、企業による公開情報だけでは知ることが難しい、残業時間も含めた労働時間から上場企業各社の「時給」を集計したもの。

「時給」は、有価証券報告書による平均年収を、各社の標準労働時間およびVorkersに投稿されている平均残業時間(月間)から算出した年間勤務時間で割った金額となっている。上場企業1196社の平均時給は約2600円となった。

今回、トップ5はすべて総合商社がランクインする結果となった。5社のいずれも時給が5000円台後半だった。今回の集計で、上場企業の平均時給が約2600円となったことを踏まえると、その倍を超えていることになる。

商社5社に続き、三菱地所(6位)、三井不動産(8位)の財閥系2大不動産会社がトップ10入りしているが、トップ10企業の中ではこの2社のみが平均残業時間が20時間台だった。Vorkersに寄せられたワークライフバランスに関するクチコミを見ても、就業時間がしっかりと管理されて いる企業文化であることがわかるという。

上場企業の時給ランキング 資料:ヴォーカーズ