Adobe Flash Player |
Adobe Systemsは6月9日(米国時間)、「Flash Runtime 18 has been released!」において、Flash実行環境の次期メジャー・アップグレード・バージョンとなる「Flash Player 18」および「AIR 18」の公開を発表した。Adobe Systemsは2015年に入ってから18のベータ版を繰り返しリリースし、正式リリースへ向けた開発を実施してきた。
「Flash Player 18」および「AIR 18」の主な特徴は次のとおり。
- これまで、Flash Playerはプラグインのインストール時またはアップデート時にブラウザを再起動したり、いったんブラウザを終了してからインストール処理を実施したりする必要があったが、Flash Player 18ではこれらが不要になっている。ブラウザを起動したままインストールやアップデートが実施できるかどうかはブラウザのバージョンにもよるが、いずれも最新版であれば利用できる
- Flash Player NPAPIへオーディオAPIを追加
- Standard Extended Profieのサポート追加
- Windows 7のIE以外でもスケールするように処理を改善
- AndroidにおけるVideoTextureのサポート追加
Flash Playerは脆弱性が見つかることが多いプラグインの1つで、アップデートを実施する機会も多い。今回のバージョンからアップデート時にブラウザの再起動が不要になることから、これまでよりもシームレスに処理可能になった。