インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA」は6月8日、22~39歳のビジネスパーソン5161人を対象に実施した調査「DODA転職人気企業ランキング2015」の結果を発表した。

2015年の総合ランキングは、1位トヨタ自動車、2位グーグル、3位ソニーとなった。2015年は、5年連続で1位を獲得していたグーグルを2位に抑え、トヨタが6年ぶりに首位を奪還した。

トヨタが首位を獲得した理由については、営業利益・純利益とも2年連続で過去最高と好業績に加え、理系女子学生のキャリア構築支援を狙いとした「トヨタ女性技術者育成基金」設立(2014年)などのダイバーシティ推進も、女性を中心とした支持の拡大につながったとしている。

そのほか、本田技研工業が7位(2014年:10位)、日産自動車が34位(同81位)など、円安の追い風を受けて好調な自動車メーカーが順位を上げている。

全体の順位を見ると、ヤフーが16位(2014年:36位)、クックパッドが44位(同59位)、LINEが64位(同195位)など、インターネット/広告/メディアでランクアップした企業が目立つ。

業種別ランキングでは、各業種で広く認知されている、ブランド力のある企業が安定して人気を維持しており、そうしたなか、「メーカー(素材/化学)」では未来工業が1位になった。

総合ランキング 上位50社 資料:DODA