ALSOKは5月14日、急速に利用が進む無人飛行ロボット(以下、ドローン)の悪意を持った利用によりもたらされる被害を低減するため、「ALSOKゾーンセキュリティマネジメント」によりドローン対策に取り組むと発表した。
同社はこれまでドローンの可能性に着目して、ドローン利用による商用サービス「メガソーラー施設向けサービス」を開始するなど、ドローンの有効活用を推進すべく取り組んできた。
また同社は、上空を飛行するドローンを安全に無力化することは困難であり決定打と言える対策は現状なく、悪意あるドローンを「早期発見」し、「リスク判定」を行い、リスクに応じた適切な対応による「被害拡大防止」を行う体制の構築が現在とりうる現実的な対策であると考えている。
こうした背景の下、同社は、警備員とICTを組み合わせ、空間・雑踏などに対する警備を高度化し、安心・安全を提供するコンセプト「ALSOKゾーンセキュリティマネジメント」において、悪意あるドローンへの対策を提供する。
具体的には、音響センサー、画像センサーなど、警戒対象に応じたセンサーを組み合わせ、警戒領域へのドローンの侵入を早期に検知・識別し、発生リスクを分析、関係者・関係機関に通報する。
同時に、IT機器を装備した「ALSOKハイパーセキュリティガード」がリスクに応じた対応を実施することで被害の拡大を防止、空間・雑踏に対する安心、安全を提供する。