博報堂アイ・スタジオは3月6日、SNSを通じた企業と生活者との共創から生まれたコンテンツを電子書籍化し、企業や商品のプロモーションとして展開できるサービスの提供を開始したと発表した。
同社は、これまでオウンドメディア上でソーシャルプラグインを通じて投稿された生活者の声をもとに、人気情報をランキングし企業のサイトにリアルタイム反映させる「ソーシャルカタログ」や、スマートフォンを通じて投稿された写真や動画をWebサイトやデジタルサイネージに反映させる「HiSESSION」など、デジタルを活用した共創コミュニケーションを国内外問わず生活者視点でのデジタルプロモーションとして提供してきた。
今回新たに開始したサービスは、企業と生活者の共創により生まれたコンテンツをさらに有益に活用できるよう、テキストだけでなく写真はもちろん動画も盛り込める電子書籍として再編集し、新たなコンテンツとしてSNS上などでプロモーションできるサービス。
Twitterでのプロモーションに際しては、角川アスキー総合研究所が開発した「ePUB Viewer for Twitter」を活用しタイムライン上で閲覧できるようにする。また、デジタルだけではなく、プリントオンデマンド印刷を活用したリアルな書籍化も支援する。
活用例としては、食品・調味料メーカーを対象に「Webサイトを通じてSNSで投稿された商品の感想やレシピを書籍化し、生活者視点のレシピ本とすることで商品の利用促進に活用」、自動車メーカーを対象に「ドライブスポット、所有者の声、車種の走行シーン動画などの生活者の投稿と商品情報をまとめた電子カタログとして配布して車種の興味喚起に活用」、地方自治体を対象に「観光客の感想、写真・動画を活用した体験、地元の方のお勧めスポットをまとめたローカルガイドブックで地域活性化プロモーションに活用、家電メーカーを対象に「商品の活用方法、プロのテクニック動画、投稿キャンペーンでの応募作品をまとめ、ファンと作る写真アルバムとして展開し、認知拡大や投稿キャンペーンの価値の最大化に活用」などが考えられる。