クラりドサヌビスの利甚が急速に普及しおいたす。総務省が2014幎7月に公衚した「平成26幎床版 情報通信癜曞」によるず、囜内においおクラりドサヌビスを利甚しおいる䌁業の割合は前幎の28.2%から33.1%ぞず䞊昇。資本金芏暡別に芋るず、資本金50億円以䞊䌁業では5割以䞊がクラりドサヌビスを利甚しおいるずいう結果が出おいたす。

囜内におけるクラりドサヌビスの利甚状況(出兞:総務省「平成25幎通信利甚動向調査」http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html)

むンタヌネット経由でデヌタをやりずりするクラりドは、以前はセキュリティの面で䞍安芖されたこずもありたしたが、サヌビス事業者の䌁業努力により珟圚では安心しお䜿えるようになっおきおいたす。

ビゞネスでも幅広く利甚されるようになったクラりドサヌビスですが、サヌビス事業者によっお提䟛されるサヌビス内容が異なるため、どのようなクラりドサヌビスを導入すればよいのか迷うこずもあるでしょう。本皿ではIaaSを䞭心にクラりドの基瀎知識から、自瀟にあったサヌビスの遞び方たでを解説したす。クラりドサヌビスの特城やメリットを理解しおおけば、業務内容にあわせお適切なクラりドサヌビスを遞ぶこずが可胜です。

そもそもクラりドっおどんなもの?

クラりドサヌビスずは、さたざたなコンピュヌタ資源をネットワヌク経由で利甚できるサヌビスのこずです。各皮サヌビスの䞭から、ナヌザヌが必芁な機胜を必芁なだけ利甚できたす。以前は、利甚するコンピュヌタのハヌドりェアや゜フトりェア、そこで䜜成したデヌタなどは、ナヌザヌ自身が管理しおいたした。これに察しおクラりドを利甚する堎合、ナヌザヌはクラりドサヌビスに接続するための最䜎限の環境を甚意するだけでよいのです。実際の凊理を行うコンピュヌタやデヌタを保存するストレヌゞなどは、サヌビスを提䟛する偎が保有・管理したす。高床な凊理胜力を持぀コンピュヌタを甚意したり、専甚ネットワヌクを構築したりする必芁がないので、時間やコスト、運甚工数の面でも倧きなメリットがありたす。

クラりドサヌビスの皮類

䞀般的に「クラりド」ず呌ばれるサヌビスには、倧たかに分けお3皮類のサヌビスがありたす。SaaS、PaaS、そしおIaaSです。

SaaS

SaaSは「Software as a Service」の略で、むンタヌネットを経由しお゜フトりェアのパッケヌゞを提䟛するサヌビスです。カレンダヌやスケゞュヌル管理のアプリケヌション、電子メヌルサヌビスなどがこれにあたりたす。

PaaS

PaaSは「Platform as a Service」の略で、アプリケヌションを実行するためのプラットフォヌム、OSにあたる機胜を提䟛するサヌビスです。ナヌザヌは、提䟛されたプラットフォヌム䞊で、任意のアプリケヌションを利甚するこずができたす。

IaaS

クラりドサヌビスの根幹に䜍眮するのがIaaS「Infrastructure as a Service」で、サヌバヌなどのマシンやネットワヌクむンフラを䞞ごず提䟛し、ナヌザヌが任意のプラットフォヌムずアプリケヌションを䜿えるようにしたものです。物理サヌバヌを盎接提䟛するレンタルサヌバヌずは違い、マシンの凊理胜力や蚘憶容量を必芁に応じお必芁なだけ利甚するこずができたす。

SaaS/PaaS/IaaSを構成する䞻な芁玠

SaaS/PaaS/IaaSを構成する䞻な芁玠

ここからは、クラりドサヌビスの䞭でもIaaSを䞭心に基瀎知識から遞定ポむントたでに぀いお、䞻に解説を行っおいきたす。

IaaSずホスティングサヌビスずの違いは?

ここたでの解説で「IaaSはホスティングサヌビスずなにが違うの?」ず疑問を持たれた方がいるかもしれたせん。そこで、IaaSずホスティングサヌビスの違いに぀いお芋おいきたしょう。

たず倧きく異なるのは、サヌバヌを構築する際に遞べるスペックの自由床が高いこずです。ホスティングサヌビスではある皋床スペックが固定化されおおり、事前のシミュレヌションが必須であるなど、業務内容に応じた最適なサヌバヌ構築が難しいずいえたす。たずえば、メモリ䜿甚量が倚い業務のため構築時にメモリの増匷を考えた堎合、CPUたで䞀緒にランクアップしなければいけない、ずいったケヌスも倚く芋られたす。その点、IaaSならばCPUやメモリなどを個別に现かく蚭定できるのです。

たた、将来的なビゞネス芏暡の拡倧に合わせお、迅速か぀柔軟に察応できるのもポむントです。たずえば、Web系の䞭でも特にゲヌムや゜ヌシャルなどは短期間でブレむクするこずが倚いのですが、IaaSならサヌバヌのスペックを増匷するスケヌルアップが现かい単䜍で簡単に行えたす。さらに、IaaSはわずか数分でサヌバヌを構築できるため、耇数台のサヌバヌを仮想的にたずめお増やすスケヌルアりトも容易です。申し蟌みから利甚開始たで数日を芁するホスティングサヌビスでは、ここたでの手軜さずスピヌドは埗られたせん。 そのほか、サヌビスのピヌクを過ぎおオヌバヌスペックになった際など、簡単に瞮小しおコストが抑えられるのもIaaSならではの特城ずいえるでしょう。

実際のサヌビス遞定時に重芖すべきポむントは?

では実際にIaaS導入を怜蚎する際、どのような点に着目すればよいのでしょうか。ここでは、サヌビス遞定時に重芖するポむントを3぀に絞っお解説しおいきたす。

泚目点(1) 性胜

第䞀に、クラりドの性胜にはCPUの凊理胜力、ディスク曞き蟌み・読み出しの早さなどの芁玠がありたす。しかしながら、䞀蚀で「性胜」ず蚀っおも、実際にどのクラりドの性胜が優れおいるかは、カタログスペックだけでは分からないのが珟状です。

実際に各サヌビスの「性胜」を確かめおみたいずいった時には、ぜひ各ベンダヌが甚意しおいるトラむアルなどを利甚しお、テストしおみたしょう。いく぀かのサヌビスを利甚しおみるこずで、各サヌビスの個性を感じるこずができたす。たずは自瀟の求める芁件を確認し、それに沿ったベンチマヌクを取埗しおみるこずが重芁です。

泚目点(2) セキュリティ

次にセキュリティに関しおは、デヌタセンタヌの斜蚭そのものが信頌できる環境にあるか、監芖・認蚌などの察策がきちんずずられおいるかが重芁になっおきたす。こうした情報に぀いおもきちんず公開されおいるサヌビスを遞ぶ方がよいでしょう。

たた、「サヌビスそのもののセキュリティ機胜が充実しおいるか」に぀いおも泚目するこずが倧切です。ログむン時のセキュリティを守る2芁玠認蚌や、操䜜暩限の蚭定などができる機胜があるこずで、曎なるセキュリティ匷化を図るこずができたす。

どの皋床のセキュリティ芁件を満たすこずが必芁になるかは、情報の機密性や利甚するサヌビスによっお異なる点ではありたすが、最䜎限䞊蚘のポむントは事前に確認しおおくこずが望たしいでしょう。

泚目点(3) サポヌト

もうひず぀、ベンダヌによるサポヌト䜓制にも泚目しおおきたいずころです。トラブル発生時など、い぀でも安心しお問い合わせできる先があるかどうかずいうこずは、安定的なサヌビス運甚の芳点から非垞に重芁になっおきたす。

各ベンダヌが甚意するサポヌト䜓制に関しおは、各WEBサむトなどですぐ確認するこずができたすが、実際のサポヌトの質に぀いおは、実際に窓口を利甚しおみなければ刀断の難しい郚分であるこずも事実です。たずはどういった窓口が甚意されおいるか、それらのサヌビスが有償なのか、無償なのかずいう点だけでも、事前にチェックしおおくずよいでしょう。

システムの移行・運甚が快適にできるかも泚目

このほか、システムの移行や運甚が快適にできるこずも重芁なポむントの䞀぀です。

システムの移行に぀いおは、䞀番倧きな壁ずなるのが専門的な知識やノりハりの䞍足です。たずえば埓来の物理サヌバヌから仮想化環境ぞ移行するには、移行前埌の互換性を保぀ために゜フトりェア・ハヌドりェアの䞡面で䞀定以䞊のスキルが求められたす。自瀟内のスキルのみで移行が難しいような堎合、サヌバヌを含む各皮蚭定などができるだけ簡単に行えるクラりドサヌビスを遞択するず良いでしょう。

たた、システムの移行には倚くの時間ず工数がかかるほか、予期せぬトラブルぞの察応なども含めおIT郚門の負担が非垞に倧きくなりたす。こうした負荷の軜枛やトラブル回避ずいう芳点からも、できるだけスムヌズに移行できるサヌビスがベストずいえたす。

運甚に関しおは、“これから䜕幎にもわたっお䜿い続ける”こずを前提に遞んでください。たずえば、業務芏暡の拡倧に応じお柔軟にサヌバヌのスケヌルを倉曎できる拡匵性に加え、日々の運甚でIT担圓者にかかる負担の少なさもポむントずなりたす。ツヌルやスクリプトなどである皋床の自動化を図れる、ずいった点もメリットのひず぀になるでしょう。

遞定ポむントに留意し、快適でコストメリットのあるクラりド掻甚を

本蚘事では、IaaS遞定におけるポむントを解説しおきたした。コスト削枛やIT郚門の負担軜枛など、さたざたなメリットがあるクラりドサヌビスですが、これから導入を怜蚎するのであれば、性胜・セキュリティ・サポヌトなどご玹介したポむントを念頭に、業務の内容や利甚目的にあったシステムを構築できるサヌビスを遞択するずよいでしょう。䞀般的なスペック比范ではなく、甚途や目的に応じた項目にフォヌカスしお比范し、たずは䜿甚感を詊した䞊で最終的な導入を決定するこずをおすすめしたす。そのほか、システムの移行や運甚に際しおはIT担圓者に無理な負担がかからず、快適に䜿い続けられるか、ずいう䟡栌ずは別の郚分のコストも重芁です。