米Googleは1月30日(現地時間)、高度な機能を備え有料サービスとして提供してきた「Google Earth Pro」を無償で提供すると発表した。同日より無償化しており、Google Earthのサイトからセルフサービス形式で登録して、ライセンスキーを受け取れる。
Googleが2005年に提供を開始したバーチャル地球儀サービス「Google Earth」に、高度な機能を追加したサービス。Google EarthはWindows、Mac OS X、Linuxのほか、AndroidとiOSもサポートする。
Proには3Dポリゴンなどの高度な測定ツール、人口統計、土地区画、交通量などを表示するデータレイヤー、最大2500件の住所データの読み込み、GISデータの読み込み、Windows Media、QuicktimeのHD動画を最大1920X1080ピクセルで書き出すムービーメーカー機能などがあり、企業や学術界などで利用されている。
印刷の解像度はGoogle Earthが1000ピクセルであるのに対し、Proでは4800ピクセルをサポート、住所読み込みでは目印やスタイルテンプレートを割り当てることができる。
これまで年間399ドルの有料サービスとして提供していたが、同日より無償となった。Googleでは無償化について、「多くの人々にGoogle Earth Proを提供できる」としている。
Google Earthのサイトから登録すると、メールでライセンスキーが届く。既存ユーザーは同じライセンスキーのまま無料で利用できる。