ニールセンは12月17日、2014年における国内のPCとスマートフォンのインターネットサービス利用者数ランキングを発表した。

スマートフォン視聴率情報「Nielsen Mobile NetView(ニールセン・モバイル・ネットビュー)」、PC版インターネット視聴率情報「Nielsen NetView(ニールセン・ネットビュー)」のデータを基に集計した。期間は1月~10月。

集計結果によると、PCでのインターネット利用者数は月間の平均で5206万8,000人で、2013年と比べると8%減少した。PCからの利用者数の多いトップ10を見ると、すべてが2013年と比べて10%以上減少している。

トップ10は、Yahoo!が4098万6000人で1位、Googleが2772万人と続いた。トップ10にはFC2とYouTube、マイクロソフト、楽天、アマゾン、ウィキペディア、MSN、アメーバがランクインしている。

2014年 日本におけるパソコンからの利用者数TOP10

一方のスマートフォンは、インターネット利用者数が2013年から34%と大幅に増加し、約4400万人となった。トップ10にランクインしたサービスの利用者数は、28%~60%程度増加している。

1位のGoogleと2位のYahoo!は、共に月間約4000万人前後が利用しており僅差だった。2位以降は、LINE、Facebook、楽天、Twitter、YouTube、Amazon、Ameba、FC2と続いた。

2014年 日本におけるスマートフォンからの利用者数 TOP10

スマートフォンアプリの利用者数のトップ10では、最も多かったのがLINEで、2年連続の1位だった。LINEの月間平均利用者数は、2013年から約1000万人増加し、約3100万人となった。

LINE以外では、2位のGoogle Play、3位のYouTube、4位のGooge Maps、6位のGoogle Search、7位のGmailと、Google関連のサービスが上位を独占した。TwitterとYahoo! JAPANは、2013年より50%以上の利用者が拡大している。

2014年 日本におけるスマートフォンアプリケーション利用者数 TOP10

なお、ニールセンのスマートフォンの普及率の調査では、2014年に16歳~49歳の普及率が70%になったという。2015年以降の利用者拡大は50代以上に限られると予測しており、利用者数はこれまでのような急成長から、緩やかな成長へと移行すると分析している。