エリジオンは12月10日、3次元点群データ処理ソフト「InfiPoints」の機能を強化すると同時に新しい機能を追加し、「InfiPoints Ver2.1」として2015年2月にリリースすると発表した。

「InfiPoints」は、3次元レーザースキャナで作成された点群データの活用をサポートするソフトで、点群からの自動モデリング機能が主な機能となっている。

新バージョンでは、そのモデリング機能が強化されたとのことで、新たに開発された点群データからの形状抽出機能により、構造物の配管だけでなく平面のCADモデル化を実現したことにより、構造物の点群データを自動で簡単にCADモデル化することが可能となった。

点群からCADモデル化した例

また、点群データとCADデータの比較機能と、点群データへの注記機能が追加された。比較機能は、構造物の計画モデルと実物の点群データを比較して施工精度を確認したり、経年変化を確認する際に利用することができる。注記機能は、点群データ内の任意の点に対し、関連するファイルなどへのリンクを注釈する機能。設備工事のシミュレーションを行う際、設備の詳細情報と設置場所を点群データ内でひも付け、情報を一元管理することができるという。