大日本印刷(DNP)は12月4日、販促物や帳票の在庫、配送業務を一元管理するSaaS(Software as a Service)型サービス「Connecting One」シリーズに、新メニュー「Connecting One Order(コネクティング・ワン オーダー)」を追加し、発売すると発表した。
従来のサービスは「Connecting One Supply(サプライ)」に名称変更し、「Order」とのシームレスな連携を可能にすることで、販促物のサプライチェーン全体を一元管理して最適化する。
新メニューは、見積情報の共有・比較によって発注業者の選定を支援し、発注価格決定後は、発注から支払いまでの業務を管理することで、発注関連の業務管理を行うサービス。販促物などに関わるすべての管理業務を一括で管理することができる。
「Connecting One」シリーズは、すべてのメニューをSaaS型で提供するため、自社内にシステムを構築する場合と比較し、安価に短期間でサービス開始が可能。機密情報となる見積情報はすべて暗号化するほか、システム運用管理者の作業ログも管理するなど、セキュアな運用体制も実現する。
また、販促物などの在庫や配送業務を管理する「Connecting One Supply」との連携により、見積・発注・請求の管理~納入・在庫・発送までの販促物の管理に関わる業務をトータルにサポート。「Connecting One Supply(従来サービス)」と「Connecting One Order(新サービス)」は単体での導入が可能だ。
新サービスの価格は、初期費用が100万円(税別)~、月額利用料が30万円(税別)~となる。
同社は、企業の販促物制作発注部門などに新サービスを販売し、各種販促物の制作や物流業務受託など含め、2018年度までに約50億円の売上を目指す考えだ。