「六本木ヒルズ」と「虎ノ門ヒルズ」、どちらのほうが好きですか?(画像は虎ノ門ヒルズのクリスマス装飾)

都市型複合施設の代表的存在であり、もはや老舗感も出つつある「六本木ヒルズ」と、今年完成したばかりで話題の「虎ノ門ヒルズ」。どちらも同じ森ビルが手がけていますが、建物のデザインやキャラクターなどを含めると、やはりそれなりに違いが見えてきます。

そこで今回は、日本在住の外国人20名に「「六本木ヒルズ」と「虎ノ門ヒルズ」、どちらのほうが好きですか?」と質問してみました。

■六本木ヒルズ(トルコ/30代前半/女性)
■六本木ヒルズです。(フィリピン/40代前半/女性)
■六本木ヒルズ(イギリス/20代前半/女性)
■六本木ヒルズ(ドイツ/40代前半/女性)
■六本木ヒルズのほうが好きです。(台湾/40代前半/男性)
■六本木ヒルズ(韓国/40代後半/男性)
■六本木ヒルズ(スペイン/30代後半/男性)
■六本木ヒルズ(アルゼンチン/30代前半/男性)
■六本木ヒルズです。(ベトナム/30代前半/女性)
■六本木ヒルズ(スウェーデン/40代後半/女性)
■六本木ヒルズ(ペルー/30代前半/男性)
■六本木ヒルズ(イスラエル/30代後半/女性)
■虎ノ門ヒルズに行ったことがありません。(ブラジル/20代後半/男性)
■虎ノ門ヒルズにはあまり行かないので、六本木ヒルズのほうが好きです。(マレーシア/30代前半/男性)

約70%が「六本木ヒルズが好き」との回答。「六本木ヒルズ」は、森ビルが港区六本木6丁目地区再開発として手がけ、2003年にオープンした複合施設です。「六本木ヒルズ森タワー」(オフィスビル)を中心に、森アーツセンターやTOHOシネマズなどの文化施設や商業施設、ホテル、マンションなどで構成されています。

知名度の高さはもちろんですが、森タワーなどコーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツがデザインしたビルの近未来感、66プラザにあるクモのオブジェ「ママン」などどこか海外的なパブリックアートが点在する風景、クールジャパンをアートとして表現する海外で人気の現代芸術家・村上隆が手かげたキャラクター「ロクロク星人」の印象など、外国の方々にも響く要素がきっと多いのでしょうね。

■虎の門ヒルズ(ロシア/20代前半/女性)
■虎ノ門ヒルズです。(タイ/30代後半/女性)
■虎ノ門ヒルズ(チュニジア/40代後半/男性)
■虎ノ門ヒルズ(アメリカ/20代後半/男性)
■虎ノ門ヒルズ(オーストラリア/40代前半/男性)

「虎ノ門ヒルズ」は、2014年6月にオープンしたばかりの新ランドマーク。森ビルが六本木ヒルズと同様に、新橋・虎ノ門地区再開発に際して手がけた超高層ビルです。地上52階・地下5階建、庭園やガーデンハウス、ホテル「アンダーズ東京」、商業施設などで構成。2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに完成予定の東京メトロ日比谷線の新駅と併設になる予定もあるそう。

ちなみにこちらのキャラクターは、藤子・F・不二雄プロと共同制作した「トラのもん」。発表時は白黒のトラ縞のドラえもんとして話題になりました。とはいえ、ビジネスユースの印象が強いのか、六本木ヒルズ側の回答にもあったようにまだ訪れたことがない人も多いよう(実は筆者もまだ行ったことがありません)。定着するのはもう少し先のようですね。

都内の再開発計画によってどんどん生まれてくる新しい複合施設。そのあり方や構成は、土地の広さや地域性によって細かな違いが出るものです。特に今回は、同じ企業が手がけたある意味では系列とも言える施設。施設内の構成やラインナップの違いを土地との関係性などから探ってみるのも、なかなか面白そうですよ。