ポーラ化成は11月26日、フランス・アヴィニオン地方で栽培されている日持ちの良い特殊なメロンの抽出物に、肌の色調やシミに関与するメラニンの集合体「メラニンキャップ」の形成促進作用を抑制する効果があることを確認したと発表した。

同社は、メラニンキャップの形成を促進する要因を検討したところ、活性酸素の一種である過酸化水素を加えることでメラニンキャップが多く作られることから、活性酸素にメラニンキャップの形成促進作用があることを突き止めたという。

また、活性酸素によってメラニンキャップが過剰形成された細胞を用いて試験を行った結果、メロン抽出物を加えることでメラニンキャップが作られにくくなることがわかり、メロン抽出物に活性酸素によるメラニンキャップ形成促進作用を抑制する効果があることが確認された。

同研究の成果は、ポーラから来春発売される健康食品に活用される予定となっている。

メロン抽出物によるメラニンキャップの形成抑制 資料:ポーラ化成