KADOKAWA・DWANGOは10月24日、LINEからRSSリーダー「livedoor Reader」に係わる資産を譲り受けると発表した。
livedoor Readerは、ブログ&ニュースのまとめ読みツールとして2006年にベータ版の提供を開始。日本最大級のRSSリーダーとして人気を集めていたが、10月1日にサービス終了のアナウンスを行なっていた。
背景には、LINEも「LINE NEWS」として提供しているニュースアグリゲーションアプリの台頭や、SNSの普及によって自分の好みのサイトを「いいね!」したり、フォローすることで最新情報が流れる環境が整ったことで、RSSリーダーの利用者数が減ったものとみられる。
実際に、米Googleも「Google Reader」というRSSリーダーサービスを提供していたが、2013年7月にサービスを終了。その影響で独立系RSSリーダーとして有名であったFeedlyが"Google Reader難民"の受け入れ対策を行なうなど、混乱もみられている。
今回、LINEの決定に対して助け船を出した格好となったKADOKAWA・DWANGOはリリースの中で、「ドワンゴはniconicoでブロマガやニコニコニュースなど、多数の記事コンテンツを扱っており、livedoor Readerとの親和性が高い」と、譲受に至った経緯を説明。今後は、「niconicoへの送客効果を高められる」とその狙いを語っている。