河北新報社とヤフーは9月14日、宮城県三陸沿岸の2市2町(石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市)で自転車イベント「ツール・ド・東北 2014」を開催した。

2回目の開催となる同イベントは、昨年の約2倍となる2787名の出走者が三陸沿岸地域を自転車で駆け抜けた。キャロライン・ケネディ駐日米国大使や、ツール・ド・東北の広報大使 道端カレン氏、東北応援大使 佐藤真海氏、中西哲生氏など、多数の著名人も出走した。

ケネディ大使は、須田町長の案内でエイドステーション内を巡りながら、女川汁(秋刀魚のつみれ汁)を味わったり、地元の人々と交流を深めたりしていたという。その後、第2エイドステーションの雄勝にも立ち寄り、休憩を取った後、ゴールである石巻専修大学を目指した。

スタートセレモニーの挨拶で、ケネディ大使は「『ツール・ド・東北』に参加でき、とても光栄に思っています。東北に来るのは3度目ですが、いつも、東北の皆様に大きな力と勇気をもらっています。今日は、美しい沿岸風景をみるのを楽しみにしています。主催者やボランティアのみなさま、そして沿道で声援を送ってくださるみなさまに感謝いたします。3,000人の自転車チームの一員になれることに、わくわくしています。本日はお招きくださり誠にありがとうございました」とコメントした。

スタートを待つキャロライン・ケネディ駐日米国大使