河北新報社とヤフーは5月9日、東日本大震災の復興支援などを目的に開催するサイクリングイベント「ツール・ド・東北 2014」の開催概要を発表した。

「ツール・ド・東北 2014」は、2014年9月14日に、石巻市 / 女川町 / 南三陸町 / 気仙沼市を舞台として開催される。同イベントは10年の継続開催をひとつの目標としており、今年は2度目の開催。

今大会も昨年と同様に、順位やタイムを競うレースではなく、楽しく走ることを目的としたファンライド形式で開催される。

募集人数は前大会の2倍となる3000名。一般のサイクリストのほか、自転車愛好家の著名人も参加する予定になっている。募集期間は2014年6月10日~6月24日。

また今年は、「より広く被災地域の現状を感じたい」という声に応えて、気仙沼を折り返し地点とする220kmのコースが新設された。

新設コース

●コースとエントリー料(ルートや距離は変更の可能性あり)

  • 気仙沼フォンド(220km)…1万5000円
  • 南三陸フォンド(170km)…1万1000円
  • 北上フォンド(100km)…9000円
  • 女川・雄勝フォンド(60km)…7000円

「ツール・ド・東北 2014」では、インターネットでバーチャルに参加できる仕組みが導入しているほか、現地の民家に滞在して交流できる「民泊」など、サイクリング以外のイベントも実施されており、サイクリングに参加しない人も楽しめるようになっている。