エクスペリアンジャパンは、同社の消費者セグメンテーションデータ「Experian Mosaic Japan」とドコモ・インサイトマーケティングの「モバイル空間統計」を組み合わせた新しいマーケティングサービス「Experian Mosaicモバイル空間統計レポート」の提供を10月1日から開始すると発表した。

Experian Mosaic Japanは、居住地情報にライフスタイル情報をプラスした消費者セグメンテーションデータを指す。国勢調査や年収階級別推計世帯数、消費者購買行動データなどをベースに、居住地における近隣の人々のタイプや生活スタイルによって各地域を計220のセグメントに分類している。

モバイル空間統計は、NTTドコモの携帯電話ネットワークの仕組みを使用して作成する人口統計情報。顧客の属性別に基地局エリアごとの携帯電話台数を数えることで人口の地理的分布を推計し、時間帯別 / 地域別の人口分布や、性別 / 年齢層別 / 居住エリア別の人口構成などを知ることができる。なお、モバイル空間統計は集団の人数のみを表し、個人を特定できる情報は含まれていない。

この2つを活用したExperian Mosaicモバイル空間統計レポートでは、「いつ、どこに、どこから、どのくらい人がきているか」という時間帯別人口情報と、「どんな人がどこに住んでいる」というライフスタイル情報とを組み合わせて、ターゲットとするライフスタイルを持った消費者の時間ごとの人口分布などを把握する。

これにより、消費者の動向にあわせて品揃えやサービスを最適化することが可能になるなど、より効果的なマーケティング施策を実施できるようになるという。

Experian Mosaicモバイル空間統計レポートのイメージ