東洋ゴム工業は、ダイバーテック事業セグメントにおいて硬質ウレタン事業を展開するソフランウイズが、地球温暖化係数の低い次世代発泡剤(ハイドロフルオロオレフィン、HFO)を用いた硬質ウレタンフォームを市場に本格的に展開していくことを発表した。
ソフランウイズは、昨年、地球温暖化係数の大幅低減を実現した次世代発泡剤(HFO、地球温暖化係数:代替フロンの約1/1000)を用い、代替フロン同等の断熱性能と強度を実現する硬質ウレタンフォームを開発した。開発後、ソフランウイズは、建築断熱用吹付け工法や農畜舎向け断熱パネル製品、各種産業用硬質ウレタン原液向け等において、実用試験を行い、代替フロン同等の断熱性、強度について検証できたことから、今回市場への導入を本格的に展開する。
断熱用ウレタン製品の国内市場販売のトップシェアを有するソフランウイズから地球温暖化係数の低い次世代発泡剤(HFO)を積極導入していくことにより、東洋ゴムは、ダイバーテック事業において地球環境に配慮した製品、工法の展開と温暖化抑制に貢献していく。