Googleは8月29日、防災週間に先立ち、「Google 防災マップ」を提供開始した。発生中の災害については、「Google 災害情報マップ」を提供しているが、Google 防災マップは、事前に知っていると防災に役立つ地図情報を提供する。

今回、「東京都防災情報」と「公衆電話・特設公衆電話(東日本)」を新たに公開した。

「東京都防災情報」は、東京都の協力を仰ぎ、東京都都市整備局が公開する地震に関する地域危険度測定調査と、避難場所などの概要のデータを、Google 防災マップ上に描画したもの。

東京都防災情報では、上記 2つのデータをもとに、「避難場所」「地区内残留地区」「火災危険度」「建物倒壊危険度」「災害時活動困難度を考慮した総合危険度」の5項目を表示している。

東京都防災情報で、見たい地図を選択するには、右上の「レイヤ」メニューをクリック、「東京都防災情報」の項目にチェックを入れ、表示されたドロップダウンリストから、見たい項目を選ぶ。

デスクトップから見た「東京都防災情報」の画面

「公衆電話・特設公衆電話(東日本)」は、NTT東日本の協力の下、公衆電話の場所データをGoogle 防災マップに表示したもの。

デスクトップから見た「公衆電話・特設公衆電話(東日本)」の画面

Google 防災マップは、デスクトップおよびスマートフォンのブラウザでアクセスすることが可能。デスクトップからはhttp://google.co.jp/saigai より「 防災マップ」を選択し、また、スマートフォンからは g.co/saigaiよりアクセスする。

スマートフォンから見た「Google 防災マップ」の画面