NTTは8月21日、視覚障がい者向けのスマートフォン文字入力ソフト「Move＆Flick」を開発したと発表した。

「Move＆Flick」入力方法など

同ソフトは、スマートフォンの画面中央部分を指でタッチすると、フリック入力画面が表示され、指で触れた位置から、指を8方向のいずれかにスライドさせて子音を選択、その後、同じように指を8方向にスライドして母音を選択することで、ひらがなの入力ができるもの。

通常、スマートフォンで文字入力する際、画面に表示されるひらがな、アルファベットや数字などの「キー」を探して、指で正確にタッチする必要があり、視覚障がい者にとってスマートフォンの文字入力は困難な状況にあった。

「Move＆Flick」製品イメージ

また、同ソフトには、画面の左右に入力した文字を漢字変換する機能、入力した文章を音声で読み上げる機能などを付加しており、文字変換や文章の編集のしやすさを向上させ、文字や文章の入力が正確かどうかの確認が可能。