スマートフォン・タブレット向けニュースアプリ「SmartNews」を提供するスマートニュースは8月8日、英ベンチャーキャピタルのアトミコと、グリーをリード投資家とする総額約36億円の資金調達を実施した。また、グリー、ミクシィとの業務提携を締結し、収益化とグローバル展開を推進する。

資金調達の引受先は、ロンドンに本社を置くベンチャーキャピタル・ファンド アトミコ、投資家のウィリアム・ローズ氏、グリー、ミクシィなど。

Skypeの共同創業者であり、アトミコを設立したニクラス・ゼンストローム氏はスマートニュース社について「日本国内で強力なビジネスを構築するだけでなく、国際的なリーダーになる意思と能力を備えたスタートアップの新世代到来を目の当たりにし」たとコメントしている。

また、グリーとの業務提携においてはSmartNewsアプリ内のモバイルゲームおよびアプリ関連コンテンツの強化を行うと共に、グリーの米国子会社を通じた海外展開を支援する。

ミクシィとの業務提携では、ネイティブ広告を配信する広告ネットワーク(仮称:スマートアド)の開発を行う。スマートアド開発事業を推進するため、ミクシィ取締役 川崎裕一氏が8月11日付でスマートニュース シニア・ヴァイス・プレジデント/執行役員 広告事業開発担当に就任する。

同社ではこの協業により、国内有数のネイティブ広告ネットワークが誕生することになるとしている。