ネットアップとマップアール・テクノロジーズは、Hadoopのディストリビューション「MapR」をベースとした、企業向けのストレージ ソリューション「NetApp ビッグデータ ソリューション for MapR」を発表した。
同ソリューションは、NetApp Capital Solutionsが提供するレンタル/リース プログラムを通じ、同日より発売を開始する。
同ソリューションは、ネットアップの「NetApp E シリーズ ストレージ システム」とMapRのエンタープライズ グレード Hadoopディストリビューション「MapR M5」に加え、シスコシステムズの「Cisco UCSサーバ」、ノーチラス・テクノロジーズの分散処理フレームワーク「Asakusa Framework」を組み合わせたもの。
企業向け分析システムに必要とされる信頼性や可用性に加え、従来のストレージやHadoopの構成とは異なる柔軟な拡張性を提供する。
主な特徴は、「単なるデータ保存先ではない、データ処理と分析能力のあるストレージ ソリューション」「CPUとストレージの分離による柔軟な拡張性」「事前検証済みのリファレンス アーキテクチャと構成単位での拡張により導入コストを削減」。
ネットアップ、MapR、シスコの3社で事前にサイジングや動作検証を実施したリファレンス アーキテクチャであるため、企業はPoC(Proof of Concept)や手間の掛かる導入検証を省くことができる。
最小構成による価格は、月額69万8,000円から(税抜)。最小構成例は、Cisco UCS C22 M3サーバ(1U 2p/16c/128GB、3台)、NetApp E5560ストレージ(4TB×60、実効容量82TB)、MapR M5(エンタープライズ グレードHadoopディストリビューション)、Asakusa Framework(分散処理フレームワーク)で、サーバOS、機器保守、サービス(コンサルティング、エンジニアリング)費用は含まれない。