富士通エフサスは7月4日、2013年8月に発表した「オフィスまるごとイノベーション」を発展させ、様々な業種・業務の顧客のワークプレイスにおける課題を解決する「まるごとイノベーション」シリーズとして、新たにソリューション体系を確立すると発表した。
その第一弾として、「FUJITSU Infrastructure System Integration コールセンターまるごとイノベーション」の販売を開始する。
同社は、昨年、事業領域を従来のITインフラ・サービスから、ICTをコアとした「トータルサービス」へと拡大し、ICTシステム最適化のための提案・実践に加え、ICT領域以外での業務運用、BPO、中長期的な観点で顧客と共創し新規ビジネスの創出に取り組むと宣言を行った。
「まるごとイノベーション」シリーズは、ICTと空間デザインを融合させ、顧客のワークスタイル変革をワンストップで実現するもの。ワークスタイルビジョン策定・コンセプト立案に基づき、ワークプレイスの企画、設計、構築、運用・保守といったライフサイクル全般をサポートする。
具体的には、ワークプレイスの実態の行動観察、ワークスタイルの調査などを行い、顧客とともにあるべき姿を検討するためのワークショップを実施する。
同社は昨年6月より、「みなとみらいInnovation & Future Center」(横浜市)、「Tokyo Innovation Lounge」(銀座)、「Osaka Knowledge Wharf」(大阪市)の各フューチャーセンターでワークショップを開催している。
それらに基づくワークスタイルビジョンの策定、コンセプト立案を行い、ワークプレイスの企画、設計、構築、運用・保守といったライフサイクルをトータルにサポートする。
今後、シ業種共通のワークプレイスである「オフィス」を基点に、業種共通のコールセンターなどのほか、特定の業種に存在するワークプレイスにも対応できるよう、拡充していく。